下鴨神社の基本情報
賀茂御祖神社は、京都市左京区にある神社で、通称下鴨神社といわれています。式内社、山城国一宮、二十二社の一社で、旧社格は官幣大社です。下鴨神社は賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社で、賀茂神社(賀茂社)と総称され、両社をもって一社のような扱いをされてきました。賀茂神社両社の祭事である葵祭で有名です。上賀茂神社の祭神である賀茂別雷命の母の玉依姫命および玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀ることから「賀茂御祖神社」と呼ばれているのが下鴨神社。八咫烏は賀茂建角身命の化身です。
下鴨神社の由緒
西暦紀元前の崇神天皇の時代(BC90年頃)に下鴨神社の瑞垣の修造が行われたという記録があるといわれています。ただ、下鴨神社が出している幾つかのパンフレットに記載されている具体的な創祀年は、何故か一定していません。創祀は有史以前に遡るほど古いようです。
下鴨神社の社殿が造営されたのは西暦450〜500年頃といわれているようですが、天武天皇6年(677年)とするのが確かでしょう。延暦13年(794年)に桓武天皇が平安遷都のため、下鴨神社に行幸されて以来、皇室との繋がりが強くなったといわれています。平安京遷都以降は皇城鎮護の神、賀茂皇大神宮と称せられるようになり、大同2年(807年)には正一位となり伊勢神宮に次ぐ地位が与えられ、伊勢神宮と同様、齊王がおかれたといいます。
下鴨神社の概要
神社の正式名称は「賀茂御祖神社」ですが、通称名である「下鴨神社」のほうが一般にはよく知られているようです。京都で最も古い神社といわれる下鴨神社の祭神は、賀茂建角身命(かもたけのつみのみこと)と玉依媛(たまよりひめ)です。平安京では朝廷の尊崇も厚く、『源氏物語』をはじめ数々の文学に登場しています。上賀茂神社を上社というのに対し、下社といいます。下鴨神社境内の南に広がる糺の森は、樹齢200年から600年にもなる老樹が茂り、昔は神々の審判の場であったといいます。木々に囲まれた参道を北へ向かうと、朱塗りの鳥居が建ち、泉川が流れています。正面奥に国宝の本殿があり、桧皮葺の建物で、平安時代の典雅な面影を持っています。現在の下鴨神社本殿は文久3年(1863)に再建されていて、世界文化遺産登録です。
下鴨神社の楼門前には縁を結ぶお社、「相生の社」があります。このお社、大変効力のあるお社として知られているのです。そのお社の隣には京の七不思議に上げられている連理の賢木がお祀りされており、不思議と2本の木が一本になってしまうという言い伝えがあります。
京都は鴨川を中心に町づくりがなされていて、鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨(しもがも)さん」とか「下鴨神社(しもがも)」と親しく呼ばれています。東西の二殿の本殿はともに国宝です。東殿賀茂建角身命は、古代の京都をひらかれた神さま。山城の国一宮として京都の守護神としてまつられているのです。平安京が造営されるにあたり、まず下鴨神社に成功の祈願が行われました。以来、下鴨神社は国民の平安をご祈願する神社と定められたのです。
山城国『風土記』などに、玉依媛命が鴨川で禊(みそぎ─身を清める儀式)をされているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾われて床におかれたところ、矢は美しい男神になられ、結婚されました。そしてお子をお生みになったとの神話が伝えられていますので、古くから下鴨神社は縁結び、子育ての神さまとして信仰されています。下鴨神社は、国家国民の安穏と世界平和を祈願する守護神であるとともに、厄除、縁結び、安産、子育、交通安全など人々の暮らしを守る神さまでもあります。賀茂建角身命は、農耕をひろめ民生の安定につとめられたことによって世界平和、五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除。また、『古事記』『日本書紀』には、賀茂建角身命を金鵄八咫烏(きんしやたからす)として表わされた御功績が伝えられているとおり、みちびきの神として方除、厄除け、入学、就職の試験などの合格、交通、旅行、操業の安全等多方面に御神徳を顕わしています。御子神、玉依媛命は、『風土記』に御神威が伝えられています。婦道の守護神として縁結び、安産、育児等。また、水を司られる神として著しい御神徳を発揚せられています。
住所 京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号 075-781-0010
拝観時間 境内自由
おすすめの時期 「御蔭祭」葵祭に先駆けて、神霊を下鴨神社に迎える神事です。「葵祭」行列は11:40頃到着し、14:20頃上賀茂神社に向けて出発します。
ご利益 疫病退散、縁結び
アクセス 京阪出町柳駅・叡電出町柳駅より徒歩8分(三条京阪で地下鉄東西線連絡)、地下鉄北大路駅より市バス(1・205系統)下鴨神社前(または糺の森)下車、JR京都駅より市バス(4・205系統)下鴨神社前(または糺の森)下車、阪急河原町駅より市バス(1・4・205系統)下鴨神社前(または糺の森)下車
・バス・乗用車道路の場合 名神高速道路 京都南インターチェンジから国道1号線、京都東インターチェンジから国道1号線
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